鬱状態の私に「大丈夫ですか?どうぞお大事に」

 昨日、あまりに鬱状態がしんどいので、有休を取った。
 電話の向こうからは、「大丈夫ですか?どうぞお大事に」との声をかけて頂いた。
 恐らく、ここ数日間、私が傍目にも鬱状態であることが分かったのだろう。
 また、他の人には、先日、興奮剤が効いていたから鬱だとは気付かれていないだろう、と思っていたら、「多分そうだろうと思っていたよ」と見抜かれていた。傍から見ると、本人よりもよく分かる、なんて言うこともあるのかな。

 いずれにしても、今の会社における私の居場所って、本当に恵まれすぎている。仕事を失わないために、仕事を得るために、うつ病をひたすら隠し通さなくてはならない人達には、本当に申し訳ないぐらい。

 でも、10年ほど前は、私の扱われ方は全然違っていた。いや、違っていて当然だ。あるときには思いつきの言動が目に余り、口を挟むべきでは無い場面でも、平気で口を挟む。あるときには昼休みに「昼寝してくる」と言って自宅に帰ったまま戻ってこない。出勤したら気分が悪いからと言ってソファで爆睡。夕方、「君に残っていられると、私が帰れないから、起きて帰ってくれ」という日々。
 体調が悪いと言っては1週間も2週間も休み続ける。ある日、突然元気に出勤する。目に余る元気さで。傍迷惑な元気さで。それが一週間ほど続いた後、しばらく大人しくなったかと思うと、また1,2週間の欠勤。本当に、やりたい放題だ。理解しろという方が無理だろう。

 それでも、私の病気を理解してくれようとする方々の存在、また、そうした方々から他の方々への働きかけがあったのだろう。今では冒頭のように、鬱状態を気遣って頂けるようになった。

 うつ病などに対して、このように理解してくれる企業が、少しでも早く、少しでも多くなってくれることを願う。