農耕民族のリズムと騎馬民族のリズム

 高校生の時に合唱部に所属しており、合同練習会で指揮者の関谷晋先生の指導を受ける機会がありました。私の記憶違いでなければ、関谷先生が次のようなことを話しておられました。

 日本人は農耕民族だから4拍子、ヨーロッパ人は騎馬民族だから3拍子が基本になっているのだと。鍬を振り上げ振り下ろすリズムは4拍子につながり、馬が駆ける「パカラッ、パカラッ」というリズムは3拍子につながるのだと。それを聞いて、その時は「なるほど〜」と感心しました。でも、よく考えると今一つ拍数のつじつまが合わないような…。

 それはともかく、日々の生活のリズムを刻むものが鍬なのか馬なのかという違いは、確かに異なるリズムを体に染み込ませるのかも知れません。

 真偽はさておき、私がワルツを演奏するときのリズム感の悪さは、自分が農耕民族だからだ、と開き直ることにしています(そうだとしたら、乗馬を習えばリズム感も良くなる?)。
 皆さんはどう思われますか?

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 書き終わってから、思い立って「リズム 農耕民族 騎馬民族」をキーワードに、Googleで検索してみました。すると、いくつかのサイトがヒットしました。関谷先生の持論では無かったようです。