沸騰しない「思い出し怒り」

 前にも何度か書いてるが、私の躁状態の症状の一つに、「思い出し怒り」がある。過去の不愉快な出来事を思い返し、一度怒りの泡が沸騰し始めると手がつけられなくなる。

 今日は中庸状態。あるいは、かる〜い躁状態。(躁状態は人生バラ色になったり、焦燥感が止まらなくなったりするから、ややこしくて面倒くさい。)

 風呂に入りながら、ふと気付いて「思い出し怒り」を再現してみた。いつも繰り返されるテーマで。何と、まったく沸騰しない。そればかりか、頭の中で自分の主張と相手の主張を互いに延べ、独りディベートのようなことさえできる。もしかすると、「かる〜い躁状態」が私を寛大にさせたのかも知れない。だが、「ハッピーな躁状態」の影響とは、少しだけ、違う気もした。

 何だか躁うつ病の治療に希望が、わずかな前進が感じられた一コマだった。