「カチカチカチカチ…」

宴会の席でお酌が出来なくなってから、もう10年以上になる。気分安定薬の副作用で、手の震えが止まらないためだ。無理に注ぐとビール瓶とグラスが「カチカチカチカチ…」。

10年以上の付き合いになるリーマス(炭酸リチウム)の副作用だろう。2月末から、一日800mgだったのが1200mgに増えたからなぁ。血中濃度は問題ないとのことだから、これが自分にとっての標準状態と思って受け入れるしかないのかなぁ。


マウスは両手で押さえないと使えない。キーボードはミスタイプや、意味不明の「っっっっっっっっっっっっっっっっっっk」などの文字列。

寛解しても、この気分安定薬は飲み続けなくちゃいけないのかな?不便なものだなあ。これが自分の標準状態だと受け入れるしかないのかなぁ。

幸いなことに宴席では、「すみません、お酌できないもので」の一言で、周囲の方々は「ああ、そうだったね」と言う顔で察してくれる。有りがたいことだ。

そんな状態なのにダイアリーなんぞ書いているのは、ただの憂さ晴らし。「そんな暇があったらさっさと仕事を片付けろ」という声もありそうだが、とりあえずそんな無粋なツッコミは脇に置いといて下さいな。