馬鹿とハサミは使いよう?

 頭の切れる人たち、エキスパートの方々の説明は、一般ピープルには理解しづらいことが少なくないと感じる。

 私の場合、このポンコツ頭で難しいことを理解するには、自分が理解できる言葉に置き換えたり、別の物事に例えるなどして、「自分で自分に易しく説明してやる」必要がある。我ながら、世話の焼ける頭だ。

 しかし、時としてこの「自分で自分に易しく説明」する能力(?)が、エキスパートの方々と一般ピープルの方々の橋渡しをする際に役立つことがあるようだ。

 頭の悪い私にさえ理解できる説明なら、一般ピープルの皆さんにも理解してもらえる。言ってみれば、「頭が悪いからこそ、出来る役割」なのかも知れない。そういえば、「人には、誰にでも与えられた役目がある」とかいう言葉もあったな。

 「頭が悪くても?悪いから?できる役目」か。差し詰め、「馬鹿とはさみは使いよう」といったところだろうか。頭の出来が良くないことは、必ずしも恥じるべきことではないのだな。

 はて、またしても鬱状態で落ち込む私にはできないプラス思考。やっぱり躁状態のなせる業だろうか。

 まあ、これも落ち込んだ時の自分を勇気づける日記になれば儲けもの。それに、いつも物事をこんな風に考えられるようになれば、病気の波で鬱に沈んだ時も、それを自分でさらに大きくするような無用な落ち込みが避けられると期待したい。