「96回の感謝」、その後 2

 前に書いた、一応「96回の感謝」、一応続けている。ただ、腹立つことを、どうにか苦し紛れに感謝に変換しているうちに、少々無理な部分が出てきた。


 そんなことを知人と話していたら、「感謝って、探すものなの?与えられるもの、湧き上がってくるものではないの?」と言われ、なるほど、言われてみればその通りだな、と思い直した。


 もちろん、ムカッ腹から感謝への変換も、円満な、平穏な日々を送るためには有効だと思う、でも、無理してそんな感謝ばかりひねり出していると、自分にとっての「感謝」の意味が、本質が変わってきてしまうと思われてきた。


 腹を立てないための「感謝」も、発想の転換の練習として続けていこうとは思う。だが、与えられる幸せを素直に喜べる「感謝」を、もっと大切にしていこうと、軌道修正してみようと思い直した次第である。