欲しかったのはビールの味よりも炭酸の刺激?



大学生の時に味をしめて以来、私はビール大好き人間だった。日本酒や焼酎、ワインやウイスキーも飲むが、汗を流した後や仕事を終えて疲れて帰宅した時、ビールは無くてはならない存在だった。各地の地ビールも、旅行や出張の時の大事な楽しみの一つだった。

ところが半年近く前、血液検査で尿酸値が8.5mg/dlをマークした。運動不足で5,6年前と比べて10kg以上も太ってしまったし、夏場は毎日のようにビールや発泡酒を飲んでいたから、当然の結果だろうがショックだった。すぐに、痛風や結石、腎不全などなどの病気が頭をよぎった。

そんなわけで運動と節酒を心がけることにした。すっかり肥えたてなまった体では、情けないことにジョギングもおぼつかず、とりあえずなるべく歩くことにした。

 しかし、汗を流した後や仕事の後には、どうしてもビールが恋しくなる時はある。そんなときには、Coca-Cola zeroやPEPSI NEX、炭酸水などを飲み、毎日のように飲んでいたビールは、週に350ml缶2本程度まで減らした。

その甲斐あって先日の血液検査の結果は尿酸値7.2mg/dl。『尿酸の基準値は、おおよそ「 4.0〜7.0mg/dl位」が正常』とのことだから、ほぼ正常値に近いところまで下がってきた。

また、ビールを飲む頻度を減らしたら、どういうわけかビールを飲んでも以前のようには美味しいと感じなくなってきた。もちろん、料理によっては「ここはビールが欲しいな」という時はある。しかし、「疲れたぁ、ビール飲みてぇ」という欲求は、炭酸飲料や炭酸水で結構満たされるということが分かった。尿酸値は高いがビールが止められない方は、お試しあれ。

こうして尿酸値の危機は遠ざかったが、ウエストは相変わらず85cm前後を維持している。そろそろジョギングや自転車で運動量を増やして、次は脱メタボに取り組まなくては。