目が、目がぁぁぁ!

 といっても、ラピュタに出てくるムスカではない。

 理由はよく分からないが、半年ほど前から躁状態になると視力が著しく低下する。神経の高ぶりがそうさせるのだろうか。

 特に、乱視がひどくなる。一日中ではないのが救いだが、半日は断続的に続く。人も物倍に見えるし、ピントが合わなくなる。仕事柄、本や論文を読む日梅雨があるのだが、話しにならない。数行程度を読まなくてはならない時、同僚に読み上げてもらうこともあった。この極度の乱視に合わせたメガネを作ってからは彼を煩わせることは無くなったが、乱視の程度もコロコロ変化して一定ではないので、眼鏡をかければすべて解決、友行かない。

 それならば、散らかった机や本棚の整理でもするか、と腰を上げるのだが、本の背表紙さえ読めないので、何をどこに片付ければよいのかよく分からず、頭ばかり痛くなってくる。

 パソコンの画面は「拡大鏡機能で何とか読み、ブラインドタッチでどうにか入力する。ATOKの変換能力が優秀なのがせめてもの救いだ。だが、書類への手書きを求められると、アルバイトさんに読み上げてもらい、書き込んでもらうという体たらく。

 半年間ずっと続いているわけではないが、一度始まると、こんな状態が一ヶ月は続く。休憩を増やして、目を閉じて休め、暖めたり冷やしたりして汁のだが、あまり効果が感じられない。

 仕事がさっぱりはかどらず、,焦りやイライラばかりが募る。どうしたものかシアンしているのだが、いい考えが浮かばない。
 どなたか、妙案があったらどうか教えて頂下さい。